くだけ太郎

免許証を手に入れた僕は無敵ー

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九十九島の見える海沿いの道路をドライブ

2月中旬10℃以下というくそ寒いなか原付でかっとばす

あー運転楽しい!原付を手に入れた僕はどこにだって行ける、無敵だ




とはいえ1時間も運転してると手の感覚がなくなってくる

ダイドードリンコ自販機で缶コーヒーをポチ。

『0001』きょうもハズレ。一度くらい当てさせてくれよ

震える両手で押さえつけながら飲んでささやかな休息

あと1時間頑張れば自宅だ、さぁドライブ再開としよう






ブンブブブンブブ、あーのー坂道はー海へと続く坂道ー♪



坂道

坂道







『止まれ!』







紺色の制服を着て険しい顔した男性が急に道路のど真ん中に!危ないよ!

慌ててブレーキをかけお兄さんを見ると、赤い『止まれ』の旗を左側に振って道を外れるよう促している

えらく強引な客引きだな…

仕方なく曲がるとそこは小さな村の公民館、そして黒と白のボディで赤いランプをつけた車が2台停まっていた




エンジンを止めると、さっきとは違う制服を着たおじさんが話しかけてきた

「21㌔オーバー、はい、車のなかで話聞いてねー」





なんだ、なにが起きているんだ…

言われるがまま、黒白の不気味な車に乗せられる

ドキドキがとまらない。。







乗車席にはまたまた違う若いお兄さんが座っていた

「はい、免許証出してー」

どうやらこの組織には逆らわないほうがよさそうだ、バカな僕でもそれくらいは分かる

無敵の証である免許証を手渡すことにした






お兄さん「君、○○町出身なんだ!」

だいちょまん「そうです。○○町、ご存知なんですか?(  ̄▽ ̄)」

お兄さん「はい。」


会話終了。

いや冷たい!





それからお兄さんから個人情報を聞かれちゃ答えの繰り返し

10分ほど拘束されていたのだろうか






氏名記入と左手の人差し指の手印を取られ、

最後に2枚の紙切れが渡された

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「後日、郵便局か銀行の窓口で支払ってくださいねー」

10000円!?たった10分ちょっとだよ!

この車に強制的に乗せられ、さらに高額請求される、乗車プレイたまんねぇな!







車のなかから外を見ると、さっきまではなかった黒い軽自動車が停まっていた

お客さんは絶えず来ているようだ、繁盛してんのね







「すいませんでしたー」とそそくさと車を降り、原付にまたがってその場をあとにした











ブブブブブブブ…どうしたオレ!?

気づいたら法定速度気にして走らせているじゃないか

俺にしては珍しいことだぞ

いや違う、原付に乗り始めた春はこれが普通だったじゃないか!

調子に乗っていたんだ、僕は無敵でもなんでもない



焦らなくていい、多少トラックに煽られたりもするけど自分のペースを崩さない

急いでもなんにもいいことはないんだ、そう自分に言い聞かせてようやく帰路に着いた







ジャケットを脱ぐ前にポケットのなかに手をつっこむと、親から貰った大阪土産のくいだおれ太郎クッキーが出てきた

雑にしまったからだろう、太郎さんクッキーは割れてしまっていた

よく見ると、碎けた太郎さんがふきだしでなにか喋っているようである (-_-ギ











『ほんま、かないまへんなぁ』