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青春23きっぷ①

駅構内で電車を待っていたら、たまたま目についた一枚のポスター。緑々とした自然のなかに一本の電車が通る風景、『青春18きっぷ』の文字。格安で5日間JR線なら乗り放題、どこまでも。仕事を辞めたことで時間はある。行けるうちに行ってしまおう。会いたい人に会いに行こう。おいしいものを食べに行こう。未知の世界に足を踏み入れてみよう。ピンサロ…は怖いからやめておこう。僕が旅に出る理由はだいたい100個ぐらいひねり出せばありそうだ。そう決断し、購入に至った


購入したはいいものの、なかなか実行に移せない日々が数日間続く。4泊5日に及ぶ“計画”が立てられなかったからだ。会いたい人にコンタクトをとれるのか?宿は?持参するお土産は?予算は?一緒に住んでるよっしーへのお弁当は?そもそも方向音痴かつ地図が読めないお前に電車を乗り継いで行けるのか?

そんな不安がぐるぐるぐるぐる…






『全部後回しにしちゃいな 勇気なんていらないぜ 僕には旅に出る理由なんてなにひとつない 手を離してみようぜ』


くるりのハイウェイの歌詞

だいちょまん(…そうか、ノープランでいいじゃん)



…ということで必要最低限の荷物、もしものために文庫本と余りご飯でつくった握り飯をひとつ用意する

だいちょ「よっしー!今から出かけるんだけど帰ってくるのは今日かも知れないし1週間くらいかかるかもしれないし、なんなら帰ってこないかもしれないけど、食費置いとくからとりま頑張ってご飯食べて新学期迎えな。じゃ行ってきます!」

唖然とするよっしーを方目に、駅に向かうのであった


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青春18きっぷのルールとして、新幹線や特急を除く快速列車や普通列車にしか乗れない

まずは…広島に向かおう!

早岐駅改札にて切符に一個目のスタンプを押してもらい、鳥栖線へ乗り込む

天候は雨。昨日の昼までは快晴だったんだけどなぁ…朝まで雨が降ってたし窓から見える景色も微妙かも、と思ってたら雨が上がり、雲の隙間から太陽の日がわずかながらこぼれる。クリアな視界に雨露で濡れた植物に光が輝いて綺麗。早岐~博多間というか佐賀の多い緑のなかにひときわ目立つ鮮やかな黄色の傘を差してる小さなこども、マラソン大会による人々の大移動、田んぼ道を並んで走る自転車の女の子…電車から見る風景を脳内に焼き写す作業しながら。みーんな生活してる




3時間かけて早岐鳥栖~久留米~博多、そこからまた10時間くらいかけて博多~小倉~門司港~下関~幡生新山口櫛ヶ浜~岩国

櫛ヶ浜~岩国の山奥のなかをゆっくり走る島原鉄道の車内にも似た山陽本線の気持ち悪い色のカラフル電車、もう外も暗くなっておりなにも食べずにここまで来たので握り飯を食べる。具材は梅おかか。うまー

岩国で降りるも1時間弱の待ちが発生。寒空の下、体力を削られながらひたすら待つ。上着も着けずカッターシャツ一枚という身軽さが故に。昨日まで暖かい日々が続いていたのにこの日からぐっと気温が下がるという春ならではのツンデレな気候に翻弄されることになろうとは。情報収集しなかった後悔がふつふつと…。古着屋さんで洋服買わなきゃかも。この時点で12時間以上移動に費やす。お尻も痛くなってきた

そしてようやく広島駅到着ー!長かった 泣

時間はかかったけど、一回もミスらずにここまで来れた

失敗せず乗れたのは初日だけだったが…






(というかススムごめん!あんだけ会うときには前もってメールしなきゃって学んでるはずなのに当日になってラインで会えるか聞いちゃうだいちょまんのダメなとこ。会社の飲み会終わりで疲れてるところを気遣わせてしまって申し訳ないです。。今度は必ず事前に連絡するから!)







人生3度目の広島駅。時刻は21時過ぎ。あ、そういえば
シンタローさんが仕事で広島にいるってTwitterで言ってたような。ダメもとでラインしてみよう…なんと広島駅までバイクで来てくれるとのこと!







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気分は「シンタローさ~ん♪」と叫ぶパプワ島住人タンノくん(写真の網タイツ履いてる鯛みたいな変態)





シンタローとは中学が一緒の友人で、ソフトテニスや空手でともに過ごしたのよね

中学時代にはふたりで電車に乗って島原まで行ってゲーム屋さんとかモスバーガーに寄ったんだっけ(当時の自分にしては友達とそうやって遠出して遊ぶのがものすごく新鮮だったのよ)




時刻も遅いし、シンタローは明日仕事があるとのことだったので居酒屋でお話することに。

だいちょまんはビール、シンタローはラムネでかんぱーい



いや~今だからふたりだったから話せることが沢山でてきて面白かった!

一番印象に残ってるのはシンタローの小学生時代のソフトボール部のお話

部員が少なくてシンタローはピッチャーにならざるをえず、かといって指導してくれるコーチもいなかったことからストライクひとつ取るのも苦労するくらい思うような投球ができず試合に勝てない日々

こてんぱんに打ちのめされ、小6にして屈辱を覚えたシンタロー

だけどこんなに悔しい思いを身をもって学んだわけで、これ以上の屈辱的なことはない!そう思い、それが生きていくうえで糧になったと熱く語ってくれた



だいちょまんもソフトボールをやっていてシンタローとのチームとも試合して見てきたから、胸に迫るものがあった

あの頃のワイルドピッチがシンタローを男にしてくれたんだね。。(←?)




でも中学時代になるとシンタロー、ヨシムラと組んでたテニスがほんと強かったのよ

だいちょまんの学年は4ペアいたんだけど

シンタロー×ヨシムラペアを筆頭に
マー君×サトシペア
ナオヤさん×コウキペアと県大会に出場するレベルだったのよね

だいちょまん×カツキのゴールデンペアはって?
後輩たちとともに応援&雑用しましたとも、えぇ。

カツキとはいっつもケンカしてたけど、今考えると自分にはカツキしかいなかったんだよなぁ…しみじみ





そうそう、だいちょまんのなかではシンタローはイケてるヒエラルキーの位置付けだったんだけど、それを話すとそんなわけない!って言われちゃったなぁ

シンタローにもいろいろ考えるとこがあったのね…

…とそのまま引き下がると思ったか!

だいちょまんは忘れない。中2の小学校のグラウンドでおこなわれたあの夏祭りのことを。当時だいちょまんは小学校の隣にある家に住んでたんだけど、夏祭りで一緒に遊ぶような仲の友達ってのがいなかった。ひとりで行ってもみじめなだけだから家の中から窓の外を眺めていると見覚えのある男女カップルが3組。…ん!?あれはシンタローとヨシムラとコウキじゃね?女の子もあの子とあの子とあの子じゃん!付き合ってんのかな…楽しそうだな…そういった嫉妬の目で歯食い縛りながらお母さんが屋台で買ってきたゲソ焼き食べながら見てましたよ!固かったよイカゲソ!!ゲソゲソゲソっ!!!


…ハァハァ、なに熱くなってんだろ。。





シンタローのバイクへの想い、女の子のこと…もっと話したかったなぁ

あ、そういや帰ってからよっしーにシンタローのこと話すと目キラキラさせてました。シンタローと話したがってるみたいなんで今度ぜひ進路相談よろしくおねがいします(-_-)

シンタロー、ありがとうね!






そうしてお別れし、初めてのひとりネカフェで明日に備えてすやすや眠るのであった。。