青春23きっぷ④

4日目の大阪の朝はとても青く晴れていて澄んだ空。大阪駅からがたんごとん揺られて目的地に向かいます


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上郡駅では1時間近くの待ちが発生。朝からなにも口にしていなかったのでベンチに座って食事。淡路商店街で購入していたいか焼きをパクつく。たこ焼きじゃなく、いか焼き。玉子と小麦粉の厚い半月形の生地に包まれた炒めキャベツとごろごろ入ってるイカ胴体。時間が経っているのでキャベツから出た水分でじゅくじゅくだけど、蒸されたおかげでソースが染み込んでおいしい

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岡山駅に到着、マリンライナーを使って四国に渡る。椅子には座らず窓際に寄り添って景色をずっと眺める。島の斜面にはびっしりと黄色やピンクの花で覆われている。下を覗くと海面にうずしおがぐるぐる陣地をつくって競いあってる

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高松からはゆっくりワンマン電車で移動。引田駅でこれまた1時間近く待たなきゃいけなくなり、時間をもて余してさすがに堪えた。あ、そーゆーときのための文庫本を持ってきてたんだった。その間に特急列車が通りすぎてゆく。鈍行の宿命。。



大阪→相生→上郡→岡山→高松→引田→徳島



8時間近くかけて徳島駅に到着。

四国上陸は初めて。駅構内のお土産屋さんではすだちやじゃこ天、徳島製粉の金ちゃんシリーズもたくさん揃ってる!金ちゃんヌードルおいしいよね



駅を出て一台の車を待つ。

日産の白いキューブがだいちょまんの前に駐車

どらえもん「おーだいちょまん~久しぶりやなぁ」

車内には温かい口ぶりで話すどらえもんの姿がありました



どらえもんは大学時代の同級生。愛媛出身で、現在は徳島で医薬品会社の卸のお仕事を。学生時代はみんなからどらえもん、どらえもーん!と呼ばれる所以がひとめで分かる愛らしいフォルム。思わずぽんぽんしたくなるはちきれんばかりのうえすと(* ̄∇ ̄)ノポンポン

お仕事で忙しいところを、だいちょまんのために早めに切り上げて駆け付けてくれたのでした




「俺やったら何時間も電車乗れんなぁ~ 。お尻が大変なことになる 笑」

「(川棚の)アニキは元気してんの?w」

「ほら、人口論で有名なさ、教授だよ。“や”から始まる。誰だ?w」

「“坂道のアポロン”っていう漫画知ってる?あれ、舞台が佐世保北校で島瀬公園も登場するんだよ 笑」

大塚製薬の会社は徳島なんよー」

「これ?実はゴルフコンペが来月あるから練習しなきゃいけなくて」

「ズズ…あぁ花粉症だな…。花粉症に効く薬はね…」



車内ではどらえもんの楽しいお話。いろんなことたくさん知ってるし、問いかけが上手だからわくわくする。学生時代にもいっぱい聞かせてもらったのよね。スカの魅力や、どらえもんが所属してた吹奏楽部の演奏会費用を集めるために地域の商店や病院などにあたって奔走した頃の営業の話はいまでも覚えてる。五千円一万円五万円と口があるんだけど、一番支払ってくれるのは誰かというと、お医者さん。だけどそれだけ壁は高い。ポイントは共通項を見いだせるか。とある気難しいお医者さんがいたんだけど、その方がしていたネクタイに楽器のポイントがあり、それを見つけたどらえもんは自らの知識も使ってお医者さんの話を引き出す。好きなことに話が盛り上がり、見事、最高金額の五万円の応援を勝ち取ったという。どらえもんは学生時代にはすでに営業力をぐんぐん伸ばしていたのだなぁ。あ、乃木坂46高山ちゃんの魅力を教えてくれたのもどらえもんでした。(ちなみにどらえもんはAKB梅ちゃん推し)



時刻は夜7時。だいちょまんがリクエストした、どらえもんおすすめの徳島ラーメン屋さん『大孫』に入ります

だいちょまんも名前しか知らない徳島ラーメン。どんなのが出てくるのだろう。肉入りラーメン(大盛)とライスを注文。徳島ラーメンの特徴はラーメンと一緒にライスを頼むのが普通なんだって。

はーいお待たせしましたー

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ボリュームが凄い!ラーメンからは幸せな湯気がもくもくもく…目の前の網カゴに置かれている無料の生卵を割ってメガネをくもらせいただきます!!

ズルズルズル…あぁおいしい!

濃いめのとんこつ醤油スープとともに麺をすすり、よく煮込まれた豚バラに生卵を絡ませてオンザライス!すごく贅沢な炭水化物攻撃に失神寸前になりながらも無事完食。ごちそうになりました(_ _)アリガトウゴザイマス




今日はどらえもんのおうちに泊まらせていただけることに。「もぉ~だいちょまんが来るから頑張って掃除したんよー笑」…と、その頑張りの証拠に押し入れに詰め込まれたモノたちw

片付けられた部屋に、大きな緑のメガホンが。するとどらえもんが録画していたという報道ステーションのスポーツコーナーを見せてくれました。そこには春のセンバツの甲子園で闘うとある二校のドキュメントが紹介されていました。それは松山東と二松学舎大付。これがなにを意味しているのかというと…そう、“坊っちゃん対決”!坊っちゃんといえば夏目漱石の代表作ですが、その夏目漱石が学生時代に二松学舎に通い漢学を学び、28歳の頃には松山東で英語教諭として教鞭をとっていたのです。松山東21世紀枠として出場、甲子園は実に82年ぶりという。とどのつまり、愛媛県民にとって、また、夏目漱石ファンにとってもこの二校が試合をすることになったということはたいへんなビッグイベントなのであります!

なによりどらえもんの出身校は松山東。ツテを通じて甲子園に赴き、そこで購入したというのが緑色のメガホン、緑色の帽子、緑色のペナントなどグリーンづくし。OBによる寄付の額は予想を大きく上回るものでとんでもなかったそう。母校を思う結束力に驚かされたのでありました




「アルコールだけが晩酌じゃないのよ…」とお酒が飲めないどらえもんの名言でコーラやライフガードでソフトドリンク晩酌♪

そして…夜な夜などらえもんによる熱い授業を一年ぶりに!

「水野先生が『化粧品会社と製薬会社だけは分からない』と述べる、業界の日本独特なしくみ」

「医師と製薬会社をつなげる~MRとMS~」

「意識高い系と意識高い人の違い」



どれも内容が濃くって引き込まれる。。

一晩じゃ時間が足りないくらい

そして、だいちょまんの進路相談にも乗ってくれました。どらえもんは同級生だけど、実は年齢はどらえもんのほうがひとつ上。浪人を経験しているどらえもんだからこそのだいちょまんに対する励ましにこころをうたれるばかり。学生時代も何度親身になってアドバイスしてもらったことか。本当に頼りになるお兄さんです

帰ったらアンテナも張りつつ勉強して、その仕事についたとしてもなにができるのか、具体的な案を考えなきゃ結局はなんにも変わらない。こうこうこういうネットワークを作りたいんだ、パイプ役になりたい、将来のことを見据えて行動できるどらえもんの存在そのものがドラえもんひみつ道具よりもずっとずっとうらやましく思えるのでした









翌朝、車で徳島駅まで送ってもらう

「もう帰っちゃうのか…」

なんかあったら連絡しなよ、いつでもいいから、と最後まで気配りを忘れないどらえもん

だいちょまんにはとことん足りないものばかり…泣

「友達だからいろいろ言ってあげられるけど、家族だとなかなか遠慮するからね(^ ^;)」

うん、どらえもんに教えてもらったこと、忘れないから。勉強して、就職決めて、親を安心させて、そしてまた、いい報告ができるようにするから!そんときはコーラカルピス割りで乾杯しようね!





旅も終盤。なにか、見えてくるものはあったかな、そこの坊っちゃんよ?




坂道のアポロン (1) (フラワーコミックス)

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坊っちゃん (新潮文庫)

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