青春23きっぷ⑥

徳島のアーケード内を歩いていると、目に入った一枚のポスター

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『さよなら歌舞伎町』

そこには染谷将太さんとあっちゃんのおふたり。この映画のことは全く知らなかったのですが、すぐ「これ観よう」と思いまして。

だいちょまんは以前、佐賀県のとあるちいさな劇場で『もらとりあむタマ子』という山下敦弘監督前田敦子ことあっちゃん主役の映画を観たことがあります。観客はだいちょまんただひとりだったのでいわば貸切状態。のーびのびと観賞できました。そのもらとりあむタマ子のあっちゃんがタマ子にすごーく適役。ストーリーは都会の大学卒業したあと就職せず田舎に帰り、父親と二人暮らし、ただただタマ子はぐうたらな無職生活を送り季節が変わる、なんにも起こらないただそれだけの映画なのですがそれがいい。それにEDを担当した星野源がいいんだ。まぁ気が向いたらDVD借りて観てください。だらしないタマ子を見てると今の自分を見てるかのようで焦りますから 汗



木曜日はメンズデーだったらしく、1000円ぽっきりで入ることができました。席に座り、ふと周りを見渡すと誰もいない。再び貸切状態。これはこれで心配になっちゃうけどね。。

[R15]という予備知識だけ知って、いざ『さよなら歌舞伎町』を観賞してきます




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ひとことで感想を言いますと、

股間がのーびのびしちゃう映画(*´-`*)ポッ





そりゃそうだ。舞台は歌舞伎町のラブホなんだから。(いや、もちろんエロだけじゃないけども!)

冒頭、自宅でちょっとした会話のあとに、いきなり駅弁体制になってイチャイチャしだす将太くんとあっちゃん。セックスレスのカップルらしく、ひたすらあっちゃんがしたいと甘える様は必見。あっちゃん猫なで声で「ねーぇー…しよ?(ニッコリ)」(ズキューン)

色恋沙汰とは皆無なタマ子とのギャップがありすぎてまず衝撃。



主役は上のふたりなんだけど、いろんな人に焦点があたるお話なのよね。夢破れてラブホで雇われ店長をやっている将太くん、なかなか売れずに枕営業しようか悩むバンドのあっちゃん、音楽プロデューサー大森南朋さん、指名手配中であと一日で時効が解けるために奮起する松重豊さんと南果歩さん夫婦、デリヘル店長の田口トモロヲさんと出演者もステキな方々ばかり

まぁ暴力シーンもあったり、ハラハラするのもあって慣れない部分もあったんだけど、やっぱり一番はまぁ濡れ場シーンが多いこと!

ここからはだいちょまんのこころの声でどのようなものだったか感じてください




「えー嘘だろ!?こんな若くてかわいい女の子が…わーーー!!!」



「こ、これがスマタ…!そこまで撮しちゃうの…」



「警察官の不倫カップル…あ、この俳優さん、オイコノミアで声優やってる宮崎吐夢さんじゃんか。てかこの女優さんめちゃくちゃ美人だな…大人の魅力というか色っぽい…って、えっ?えっ?えーっ!!!わーおっぱい!おっぱい!壁!透明の壁!ぶにゅうって!恍惚の表情!わーーーー!!!」




大画面で観る河井青葉さんと宮崎吐夢さんのセックスシーンが一番印象的だったな…(ゴクリ)

だいちょまんのだいちょまんがのーびのびしすぎてパーツパツになってとにかく苦しいので、常に体制を変えながら観賞したのを思い出します。。

もし他に観客がいたら、どーゆー反応するのか観てみたい気もしたよね 笑







…とはいえ、いろいろ考えさせられる映画でもありまして。言い訳ばかり並べて現実に向き合えない主人公将太くんと自分を重ね合わせてしまいなんともいえない気分になりました

それにみんな事情を抱えて生きているのよね

故郷での開店資金を貯めるためにデリヘルをする韓国人女優のイさん演じる彼女が、ヤク中で自暴自棄になってるサラリーマンに襲われそうになるもなんとか助けが来てそのサラリーマンが説教されるんだけども、そこでイさんはサラリーマンに『死なないだけ…偉いよ』と優しく声をかけるのです。

危険を常にともない、それに自らの大事なものを削りながらもデリヘルをやっている彼女の台詞には重いものがありました








青春ならぬ性春。。

食欲ばかりでここまできたからたまには…ね

旅の途中にいい映画と出会うことができました。

DVD発売も最近決定したそうなので、もう一回観たい映画だなぁ

そんときは存分に青葉さんで…(*´-`)ポッ





さよなら歌舞伎町 スペシャル・エディション [DVD]

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