なだかたつろう

実家より両親が佐世保へ来る。よっしー(高専生)は東京にてインターンのため、空港までお父さんが運転する車で向かう。だいちょまん(無職)もこの日スケジュールが偶然空いていたもので、早朝からついていくことになった。大きな荷物を抱えたよっしーを見送り、両親とだいちょまんの3人でドライブすることとなった。車内には郷ひろみが流れている。お嫁サンバが聴こえてきたのでサビで口ずさむと、母から「あんたに嫁さんを紹介してもらえる日は来るのかねぇ…」とため息。とりあえず、両親に運転してもらって後部座席に座っているようないまの状態ではないだろうね





母「そういえば、どこどこの○○さん、再婚したそうよ」

父『○○さんだったら大丈夫でしょ。他のひとたちにはない雰囲気というか持ってるものがあるから』

母「いい男だもんね」

父『あのひと…なだかたつろうに似てる』

母「そうね、なだかたつろう!渡部篤郎が邪魔して出てこなかったわ」






なだかたつろう…?渡部篤郎は知ってるけど、なだかたつろうは初耳だなぁ。あとで調べてみよう





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山奥のダム近くにある渓谷。水がとっても冷たく澄んでいる。ただ、石と石の間にはカラフルな風船ゴムのかけらも目立っていた

浮き輪に始まり、ゴーグル、サンダル、水着、方位磁針…どこかの少年の忘れ物だろう、あちこちに散在していた。見た限り、最近のものと思われる。やっぱり、忘れ物にしてはどこか不自然すぎる

少年は泳いでいたら気持ちよくなって、いつのまにか魚になってしまったのだろうか。もしくは、水風船で遊んでいたら「渓谷を汚すな」とごみ袋をもったカッパが怒りながら現れ、少年を魚に変えてしまったのかもしれない

方位磁針の指す方向になにか手がかりがあるのでは…と考え、歩きだそうとすると「そろそろ行くぞ」とお父さんに呼ばれたので残念ながら確かめることはできなかった

駐車場までの帰り道、青々とした田んぼの上にはシオカラトンボがすいすい泳いでいた。たまにオニヤンマも見かけた。噛まれたくないから走って逃げる。せっかく涼んだのに体から汗が吹き出す。もう、なだかたつろうのことなんてどうでもよくなっていた




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