エンドゥ先生

今週のお題「思い出の先生」

高校2年生のときのエンドゥ先生。女性の英語教諭兼担任で、歳は20代前半だったらしいけど40代にしか見えなくて、授業中によく癇癪起こして、ちょっとしゃくれてて、赤毛のアンが好きで、三者面談では『どちらの大学を出られているんですか?』と専門学校出身の母親に当たり前のように聞くエンドゥ先生に対して母親を憤慨させ、黒板の溝をいつもキレイにしてただいちょまんが準備した新品のチョークをエンドゥ先生は乱暴に置くからいっつも床に落としてポキポキ折ってだいちょまんをよくイライラさせた、あの、エンドゥ先生。正直言って、キライでした

修学旅行で生徒に手渡された旅のしおり。一日の終わりに感想を書くスペースがあったので、中華街で食べた肉まんがあーだこーだとか、○○先生が僕に話しかけてくれたダジャレがこーだったとか、思うがまま、とりとめもなく書いた

修学旅行も終わり、後日、一冊の冊子が配られた。それは、旅のしおりから各クラスの担任が選んだ生徒の感想文がまとめられたものだった。自分のクラスからは女子とだいちょまん、二人の感想文が掲載されていた

当時、だいちょまんは自分の文章なんか全く価値のない、人様に読まれるのが恥ずかしいと思っていたので選ばれたことに正直驚いた。どうしてエンドゥ先生はだいちょまんの文章を載せてくれたのだろう。疑問とともに、なんだか嬉しいものが心の底からこみ上げてくるのも感じていた

エンドゥ先生のおかげでだいちょまんは、自分の書く文章に自信を持てたのだろうと思う。もちろん今でも読まれるのは恥ずかしいと思うのは変わっていないけれど。

だいちょまんは高校を卒業するまで、エンドゥ先生に素直に接することができなかった。ブスッとしてたし、大学合格した報告もしなかったし。確か卒業式の日にだいちょまんは、『もうチョークを折らないでください。 D』とイニシャルで書いた手紙とともにラッピングしたチョークケースを職員室のエンドゥ先生の机にこっそり置いたような気がする。卒業式にどんな告白してんだよ

実家に帰ったらあの頃の冊子を探してみよう。たぶん捨てずに取ってあるんじゃないかな。読み返して、まとまりのない文章にため息が出るのだろうけど。それでも別に構わない