一年間

よっしーと過ごした佐世保での一年間は忘れない




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今から1年前のこと。

前職を辞めて無職の身となった私は、長崎のアパートでひとり、ゴミのように暮らしていた

かまぼこ工場で自分なりに学んだことをこれからに活かすぞ!

…と奮っていたものの、正直言って、次のアテはなにもなかった

家賃は?アルバイトは?将来設計は?

自分の未来どころか生活が懸かっているのだからすぐにでも動き出さなきゃいけないのに、だいちょまんは一日中布団にこもっていた

1ヶ月間、ダメな人間の生活を送っていた





そんなとき、両親からの電話があった

『よっしーが卒業するまで一緒に暮らすのはどう?』



高専生のよっしーは寮を出なくてはならず、一人暮らしをすることになっていた

そこにだいちょまんが転がり込んで二人で暮らせば生活費は浮くし、家電も買い揃えなくてもいいし、家事が比較的得意なだいちょまんがいれば安心だから、との理由だった

但し、資格勉強することを条件として。



よっしーにとってはせっかくの一人暮らしを、兄だいちょまんが邪魔をする形とはなる

それでもよっしーは嫌な顔せず一年間暮らしてくれた



だいちょまんが作るご飯を一緒に食べおいしいって言ってくれて、金曜深夜にテレビでやってるゴリパラ見聞録を毎週楽しみに観て笑いあって、日曜夜にやってる有吉さんのラジオを聴いて大笑いして、熱く語るよっしーの趣味をたくさん聴いて、一緒にポケモンゲームをやって白熱して、余裕があるときは学校に行くよっしーにお弁当を持たせて、佐世保バーガー食べたり食堂まで出向いてご飯食べて、夕方だいちょまんが帰宅していたら自転車のよっしーが後ろからやってきて一緒に帰路について、同じく佐世保で花屋さんで働いているさや姉のとこに行っておいしいご飯ご馳走になって、さや姉に連れてってもらった椎名林檎のライブを観て興奮して林檎さんに対する愛を語りあって、お母さんは不安定な身分の自分に対して心配しながらも援助してくれて、お父さんは温かく見守ってくれてて、18きっぷを使って大学時代の友人のとこに遊びに行って話をたくさん聴いてもらって、たくさんの本とはてなブログには居場所と生きる希望を貰って、もうこれ以上有難すぎるパワーはないなって。




ある日、ローカル局でやっている朝のバラエティーの番組のテレビディレクター募集のCMを目にした

昔からその番組は好きで観ていたものの、だいちょまんがテレビ局に受かるわけないと思って臨んだ採用試験で合格したのだ



通信での資格勉強は中断し、だいちょまんは4月から再び長崎で働くこととなった

これには家族みんなが驚き、祝福してくれた




引っ越しのためにこれまた家族には多大な迷惑をかけてしまった

引っ越しを終え車で帰るみんなに挨拶したとき、最後によっしーに『ほんと…一年間ごめんね』と言うと『いやいや…僕の方こそありがとう』と答えてくれた

そうして別れを告げた





甘甘甘すぎなおぼっちゃんみたいだいちょまんだけど、仕事を頑張ることでしか恩返しはできないと思う

だいちょまんにテレビディレクターが務まるのか?との不安は常につきまとうけど決めたからにはもがいてみるしかない

早速上司に痛いところを突かれ、使えないヤツとの烙印を押されて蔑みの目で見られているだいちょまんだけど、へこたれているヒマもない



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もう、やるしかないんだ